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都立上野高校(偏差値65)は、緑なす上野に

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 都立上野高校(偏差値65)は、緑なす上野にある、我が母校である。
もう、通っていたことさえ、夢かと思う程の月日が経ってしまったが。
ちょうど、昔を振りかえる機会があり、都立上野高校の現在を知りたくなって、パソコンを
開いた。愕然とした。
 都立上野高校、偏差値55。
 私にとって夢のような月日は、どうやら都立上野高校にとっては悪夢だったようだ。冒頭の数字も、当時、と注釈を入れなければならない。
よく、偏差値が全てではないと言われる。偏差値でひとを判断するな、とも。
もっともだと思う。でも、いざ、自分の母校、都立上野高校の偏差値が極端に下がってい
るのを目の当たりにすると、心境は複雑だ。
 自分はなんて小さい人間なんだと思いながらも、都立上野高校が偏差値を下げた理由を
探した。わかったことは、教育改革の弊害だった。
詳細は避けるが、何年かの間にこれほどころころとやり方を変えて行く現場も珍しいのではないかと思うぐらいに、禁止や廃止や改変が繰り返されていた。政策が変われば、公立、とりわけ、都立高校などはダイレクトに影響を受ける。
 都立上野高校が偏差値を下げたことは、一校だけの問題ではなく、都立高校全体の問題だった。
ゆとり教育が唱えられて、久しい。近年、そのツケが周ってきたのか、指定授業単位数が足りないだの、学力低下だのと騒がれている。都立上野学校のホームページに偏差値の文字は無いが、十七年度から45分7時間授業(水曜は6時間)実施、難関大学への特別進学クラスの設置と書かれていた。果たして、都立上野高校は、また偏差値を上げられるのか。
 都立上野高等学校は、都立高校の中でも異色の高校である。
かの学園紛争の折に便乗し、生徒会の廃止や制服の廃止など、生徒の権利を勝ち取った歴史を持ち、以来、「自主協調」を掲げ、自由な校風で知られる。
 ホームページのトピックス欄に「標準服の導入」の文字を見た。今思えば、当時、私服だからといって、乱れた服装の生徒はひとりもいなかった。都立上野高校が偏差値を下げただけでなく、モラルまで下げていなければいいと思わずにいられない。
 偏差値は、全てではない。全てではないが、何かを示す一部ではあるのかもしれない。

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都立上野高校

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